作品の洗い
表装という仕事の中に、古い軸の修復や仕立て直しというのがあります。
その中で、作品の洗いという作業があるのですが、今日はその一例を紹介いたします。
大色紙サイズのこの作品

汚れも相当なものですが、何より本紙自体がかなり痛いんでいます。
縁についていた金のフクリンをはがし、お湯と薄めたオキシドールで慎重に洗います。
汚れのひどい所は、綿棒に薄めた過マンガン酸を付けて叩いていきます。
そしてぬるま湯ですすぎ。
天日で丸一日干して乾燥させます。
これを汚れが落ちるまで10回~20回繰り返します。
今回の場合は汚れが酷かったので計20回の洗いを繰り返しましたが、結果は↓こんな感じです。

まだ少し汚れは残っていますが、随分綺麗になったと思いませんか?
手間が掛かる作業ですからすぐに出来るという訳ではありませんが、こういう形で洗い作業は行われます。
もし、大切な作品でこういった汚れが気になるようでしたら、ミヤビ工芸にご一報ください。
もちろん、すべての汚れが綺麗になる訳ではないので、その点はご了承ください。
ちなみに、今回の大色紙の洗い代金は¥20,000となっております。
その中で、作品の洗いという作業があるのですが、今日はその一例を紹介いたします。
大色紙サイズのこの作品

汚れも相当なものですが、何より本紙自体がかなり痛いんでいます。
縁についていた金のフクリンをはがし、お湯と薄めたオキシドールで慎重に洗います。
汚れのひどい所は、綿棒に薄めた過マンガン酸を付けて叩いていきます。
そしてぬるま湯ですすぎ。
天日で丸一日干して乾燥させます。
これを汚れが落ちるまで10回~20回繰り返します。
今回の場合は汚れが酷かったので計20回の洗いを繰り返しましたが、結果は↓こんな感じです。

まだ少し汚れは残っていますが、随分綺麗になったと思いませんか?
手間が掛かる作業ですからすぐに出来るという訳ではありませんが、こういう形で洗い作業は行われます。
もし、大切な作品でこういった汚れが気になるようでしたら、ミヤビ工芸にご一報ください。
もちろん、すべての汚れが綺麗になる訳ではないので、その点はご了承ください。
ちなみに、今回の大色紙の洗い代金は¥20,000となっております。